2020/02/29

LEICA M型と LEICA Q の話をしてみよう (2) - フォルムはクラシカルだけど機能性はモダンなカメラ

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前回の記事 に引き続き今回も行ってみよう。LEICA M型LEICA Q の話。

M型の場合、レンズは資産になる

前回の記事"SUMMILUX 28mm と 35mm の2本分のレンズの値段を考えたら Q は安い" みたいなことを書いたんだけど、これはひとつ付け加えておかなければならないことがある。

それは Q の場合はボディ本体を何らかの原因で新しくしたい、もしくは買い換えなきゃいけないってなった時に、そこに付いているレンズはもちろん固定式なわけでレンズごと売るなり処分するなりしなければならないってこと。

それと比べるとM型の場合はそれこそ半世紀以上前のレンズが未だに中古市場で目ん玉飛び出るような値段で取引されているわけで、例えば今 M9 を使っている人が M11 とか出た後に M10 の中古価格がこなれてきたりして「そろそろ M10 欲しいな」みたいに思った時、使ってるレンズはそのまま全部使い回しができるわけだ。

ただし。

別にデジタルの時代になっても M3 を大事に使っている人もいっぱいいるわけで、カメラ本体のスペックシート上のスペックが上がったところで、それに買い換えるかどうかは本人次第なわけです。

でも資産って考え方をするなら不動産の売買を例にしちゃうと、M型+数本レンズの場合は土地を分割して売れるってこと、Q の場合は土地をまるっと売るしか方法がないこと、ってくらいかなぁ。ただしライカのレンズの場合は値段が全然下がらない現象があるので簡単に考え方を不動産に置き換えることもできないってのも承知の上ではあります。

カメラのスペックの話

プロカメラマンの人が広告用写真なんかですごいでかい写真が必要で・・・みたいな話だったら高い画素数のカメラを追い求めるのはわかる。それはすごいわかる。

ただそうでもない限り、1000万画素を超えたか超えないくらいからは普段使いするカメラとしては画素数なんかの数字はそれこそそんなに気にするものではない・・・と個人的に思ってます。だから10年くらい前のデジカメでも(本人が満足さえすれば)普通に写真って撮れると思うし。

自分は今年齢90歳になる祖母と同居していて、それこそ戦前〜戦後の写真とか持ってるわけです。ネガなんて残ってないから、それこそ今のチェキサイズくらいの印画紙にプリントされているようなものを。画質だって経年劣化もあるしボロボロでよく残ってたなぁ・・・みたいなレベルなんだけど、祖母の年齢で考えたら70年以上前の写真なのは明らかで、チェキサイズで残っているだけだから・・・まあそのサイズで保存できればOKみたいな感じなら、数百万画素あれば(そんなにいるか?)十分ってことだ。2000万画素が4000万画素になろうが関係ないし、技術背景的にそういう時代だった・・・ってそれだけでいいとも思う。

フォルムはクラシカルだけど機能性はモダンなカメラ

最後に Q の話も少し書いておこう。

最初に Q のレビューをした時にも書いたんだけど、レンズは 28mm、35mm、50mm の3本分の f1.7 SUMMILUX が使える感覚。これはやっぱり非常にでかい。これはどうしても声を大にして言っておきたいところだから。

あとシャッタースピードは物理的な専用のダイヤルで決められるのは快適。レンズについてる絞りリングもフォーカスリングもどちらも完全に物理的なものがある。・・・ってここまで書いていて気付くことがある。どれもこれも、フィルム時代のカメラとか昔のカメラなら結構普通だったものなんだよな。なのに最近のミラーレスとかだと、こういうのがついていないことに違和感を感じたりしていたんだ。

ただそういうフォルムも機能面もクラシカルな面を継承しつつ、AF も使えるし EVF で MF でもピントをピシッとすぐに合わせられる。Wi-Fi モードにしちゃえば iPhone に Leica FOTOS アプリを使って撮ったデータは同期できる。

これだけできれば十分でしょう。

たぶん、向こう5年10年とか・・・致命的な事態が発生しない限りはこのカメラ(+D-LUX typ 109 を)使ってそうだなーって自分がいたりします。

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Biography
自己紹介。略歴程度。

1984年4月17日、新潟県新潟市(現中央区)出身、東京都在住。現職は 株式会社取締役、クリエイティブディレクター。本名は漢字で佐藤信之(大好きだったじーちゃんからもらった大切な名前)だけど、普段は堅苦しいからサトウノブユキってカタカナ表記を使ってる。気まぐれで Anonyz を作ったりしてる人。トレードマークになってるピンクや赤の髪の毛はサトウって苗字がありふれ過ぎているかが故に識別子として、が最初の理由。

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