2020/03/22

LEICA M型と LEICA Q の話をしてみよう (3) - サトウさん的、カメラとレンズの選び方

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LEICA Q を買って以来、すっかり普段使いするカメラは Q になっちゃった。家にいる時も持ち歩いて移動してたり、外に出る時は絶対持ってたり。大袈裟とかでなく常に肌身離さず持ち歩いてる。そんなわけで自分の場合、別にカメラコレクターでもなければレンズコレクターでもないのもあるので、撮りたい時にいつでも撮りたい写真が撮れるカメラが理想なわけで、それが自分にとっての・・・仰々しいけど メインのカメラ と呼べばいいのかな。

颯爽と立ちはだかるM型というブランドの壁

そりゃあ物欲だけで言ったら M10-P とか欲しくないかって言われたら欲しいけど、じゃあいざ手に入れてみた後に今の Q ほどヘビーに使うか?って言われるとそれは微妙な気がしてる。M型を手に入れることで偉大とも言える歴史を知ることはできても、それは自分にとっては24時間いつでも使えるカメラにならない気がしているから。そして自分はコレクターじゃないから、使わないものを持っていてもあんまり意味がない。

M型で現実的に撮れるレンズの焦点距離って広角側で21mm〜望遠側でも90mmとかそれ+αくらい(ただし焦点距離に関しては自分がいつも好んで使う範囲はすべてこのなかに入っているからM型が問題ってわけではない)。もちろんそこには過去から現在までに登場した大量のレンズ達がいることも知っているけど、焦点距離はどれも21mm〜90mmくらいがほとんどなわけであって、さらに 90mm なんてファインダーのブライトフレームでピント合わせられる気がしない。

じゃあビゾフレックス?

純正オプションっちゃ純正オプションなんだけど、ビゾフレックスはもうなんかレンジファインダーな意味が全くないように感じるしなぁ。

あとM型は寄れないし。せいぜい寄っても 0.7m とか。

自分が 相棒のゆずさん と遊んでる時に 0.7m しか寄れなかったら楽しく遊びながら写真なんて撮れないなーって思う。うちの相棒と自分の距離感はいつももっと近いからね。動きが早いのを AF じゃないと捉えづらいのは・・・まあ自分がもっと MF で一瞬でピタッと合わせられるように練習すればいいだけだけど、最短距離はいくら頑張ったところでどうにもならないからな。

たくさんの機材を持ちたくない、考えたくない

ここまでずらずらと書いたけど、何よりも個人的にあんまりいっぱいカメラやレンズを持ちたくないってのもある。実際、Q を買う以前は数年間のあいだ D-LUX typ 109 1台で撮りたいものを撮ってきた。まあ iPhone のカメラはたまに使ってたけど。

そしてズームレンズが嫌いだから単焦点しか使わない。かと言って単焦点いっぱい持ち歩くなんて、写真撮る目的で散歩している時ならともかく、普段から3本とか持ち歩く気になんかならない。

さらに言うと「ここはこう言う場面だからこのカメラで、このレンズを使おう」とか考えるのがめんどくさいってのもある。それが好きな人もいるのかもしれないけど。あとレンズ交換でセンサーにゴミが・・・とかそう言うのも気にしたくない。もっとラフに使いたい。

もっともっと書いておこう。

手持ちのカメラ(もしくは機材)では何が撮れないかを知っていること、諦めることは重要だと思う。別にプロのカメラマンじゃないんだから、どんな状況でも撮れなきゃいけないってことはないと思う。例えばいつだったかも書いたけど、自分は肉眼でも見えるかどうかわからないような超望遠の写真を撮る予定はないからそう言うレンズだったり対応したカメラは必要ないって割り切れる。ただ逆に「絶対にこう言うものは撮りたい」ってものははっきりしているから、そこは妥協はできない。その妥協できない点で一番わかりやすいのがさっきも書いた「小鳥を目の前にしてシャッターを切ること」だったりもする。

そこで出てきたQ型

Q型はズルイ。

ダジャレとかじゃなくて書き方を日本語風にすると旧型とも記せるQ型は、旧型どころかM型の操作性をそのまま現代の最新技術で作るとこうなるって言う代表例のようなカメラになってる。

レンジファインダー?(電源さえ入っていれば) EVF の方が使い勝手はいいじゃん。ちょっと欲を言えば最近の FUJIFILM の OVF みたいなのが乗っかってきたらもう最高でしょう。個人的に EVF が大好きなのは露出をメーターの数値とか値だけじゃなくって、実際に自分の目で判断できるってことだったりもするし。まあこれは人それぞれだからなんとも言えない部分ではあるけど、光学系がいくつもあるレンジファインダーだと全ての光学系が正しく動いていないといけないわけで・・・EVF なら「ファインダーが曇ってる」みたいなあるあるはまずない。と言うかその状態なら写真自体曇ってるはずだし。

レンズ。これ自体は固定式だけどそのレンズは 28mm だからEVF にはちゃんと 28mm が出るし、35mm と50mm のブライトフレームも出る。使い勝手としてはM型とほとんど変わらないよな。レンズ付け替える手間とか持ち歩く手間を考えたら、こっちの方が理に適ってる。相当レンズに思い入れや特別なこだわりがない限り。

レンズ交換?そもそもM型につけるレンズの画角を考えてみれば、特に 75mm も使えるようになった Q2 なんかはほとんどのM型ユーザーにとって必要十分になるんじゃないのかなー?と。まあもちろんレンズで遊びたい人がQ型を買ったら残念な結果になるのでアレだけど。

そしてそのレンズだって f/1.7 の SUMMILUX、これを(Mマウントの SUMMILUX は f/1.4 だけど) 28mm、35mm、50mm の3本買ったら軽く悪夢のような金額になる。

思想はどっぷりM型

撮影体験としてのM型は好き。友達のカメラ触らせてもらったり、ショップで触ったりしかしたことないけど、撮影体験は大好き。

その撮影体験、Q はファインダーが EVF なところ以外は、レンズが28mm、35mm、50mmの3つの画角で満足できるなら、ほぼM型と同じような操作や体験ができてしまう。28mmは現実的な広角レンズとしてもいいんだけど、そのレンズが 28mm だからこそ、EVF にブライトフレームを表示できるってところもよくよく考えてみるとおもしろい。と言うかそこをきっと狙ってるんだと思うけど。で、その35mm と 50mm がブライトフレームって辺りがもう完全に他のミラーレスと思想が違う、M型の思想なんだよな。うん、Q、恐ろしいな。

最後にちょっとだけ。

本体の大きさは Q と M だと幅が 1cm くらい Q の方が小さいだけで、厚みはそんなに変わらないし、高さに関しては一緒みたい。ただレンズ付きで 600g くらいだから、軽すぎず重すぎず、すごいしっくりくる重みですよ。

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Biography
自己紹介。略歴程度。

1984年4月17日、新潟県新潟市(現中央区)出身、東京都在住。現職は 株式会社取締役、クリエイティブディレクター。本名は漢字で佐藤信之(大好きだったじーちゃんからもらった大切な名前)だけど、普段は堅苦しいからサトウノブユキってカタカナ表記を使ってる。気まぐれで Anonyz を作ったりしてる人。トレードマークになってるピンクや赤の髪の毛はサトウって苗字がありふれ過ぎているかが故に識別子として、が最初の理由。

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