バイアス

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バイアス: bias: 偏誤)とは偏り、かさ上げ、斜めのこと。

偏り[編集]

  • 偏り - 統計学の用語。母集団の要素が標本として平等に選ばれていない、または推定すべき量を何らかの理由で高く、または低く推定しすぎていること。
    • サンプリングバイアス - 不適切な標本抽出によって、母集団を代表しない特定の性質のデータがまぎれこんでいること。
  • 偏見 - 偏った見方のこと(用例:「あの人の意見には新聞は不正確だというバイアスがかかっている」)。
    • 認知バイアス - 非常に基本的な統計学的な誤り、社会的帰属の誤り、記憶の誤り(虚偽記憶)など、人間が犯しやすい認知の誤り。
    • 感情バイアス - 感情的要因による認知と意思決定の歪み。
    • 正常性バイアス - 災害があっても自分だけは大丈夫と思うこと。特に自身に耳の痛い情報は入らないこと
    • 生存者バイアス - 生還した者からは意見が聞けるが、生還できなかった者から意見は聞けないこと

かさ上げ[編集]

斜め[編集]

  • 糸が斜めに走っていること。「バイアス織」、「バイアス編み」(この場合「バイヤス」とも)。
  • 斜めに裁つこと。「バイアス裁ち」。
  • バイアステープの略。
  • 空気入りタイヤで構造材が斜めに入っている「バイアスタイヤ」のこと(タイヤ#構造と材料)。

BIAS など(略語)[編集]