Anonyz 開発ストーリー

『組織力を持たない一個人が、現代的な検索エンジンを開発/制作するとどうなるのか?』や、 『巨大企業にすべてのプライバシーを預けてしまうことへの感じる大きな違和感』などを、 大きなテーマとして、個人の余暇の時間で開発を行っています。

個人情報を取り戻すために。

1998年に爆発的に膨らむウェブの世界に突如現れ、2000年代前半にはウェブ検索の巨人となった大企業は2019年現在、メールやカレンダー、アクセス解析ツールなどを複合的に提供することで、ユーザーのウェブ上での行動を "監視" とも言えるレベルで把握するようになってしまいました。

ニュースサイトやブログ、その他情報サイトなどには、当然のようにあなたが最近検索したことと関連する内容の広告が表示される。検索行動や活動、興味に基づいた広告が表示されることは、ユーザーは興味のない広告に時間を費やすことがなくなり、企業は興味を持ってくれないユーザーに対して広告を掲載する予算を削減できる、一見理にかなっているように見えます。

しかしその "広告の最適化" にはあなたのプライバシーが利用されているのです。

パブリック空間と監視カメラ。

街に繰り出せば監視カメラがある風景。犯罪の抑制にはいいでしょう。

しかしもしあなたの部屋に監視カメラがあったとしたら?

現代のウェブ空間は、まさにそんな状況になってしまいました。雑誌の記事を読む感覚でニュースサイトの記事を読むと、誰がいつどんな記事を読んだか、すべて巨人たちに知られてしまう。もしこれがコンビニで買った雑誌なら・・・あなたがどんな記事を読んでいるかなど、誰も知る由もありません。自由気ままな行動がすべて監視されてしまっているのです。

ログアウトしよう。

あなた個人にとって重要な情報を調べるときこそ、あなたはあの巨大なサービスからログアウトすべきなのです。

確かに情報は記録すべきかもしれません。

しかしあなたにとって重要な情報がもし記録される必要があるならば、それは暗号化されてあなた本人以外には内容を盗み見ることができない、適切な方法で記録されるべきなのです。

Anonyz。

Anonyz はあなたのプライベートな生活に必要なウェブ検索を提供します。しかしその情報を収集しません。

あなたを特定する必要はないので、 Anonyz にはログインする必要も、そしてログアウトする必要もありません。

ただしその代償として、あなたのことを特定することは一切できないので、あなたの興味に基づいた広告を表示することはできません。また、 Anonyz の広告主も(もし広告主がいたとしても)あなたの興味や趣味趣向をはじめ、あなた自身を特定することも一切できないため、あなたのプライバシーを犠牲にすることで削減していた広告経費の削減はできなくなり、広告の表示には苦労してしまうかもしれません。

ただし、あなたのプライバシーは一切犠牲になりません。